
最新研究によると、"本物の男"について厳格でヘテロノーマティブ(異性愛規範)な考えを持つ男性はそうでない男性に比べ、他者に対して暴力を振るいがちで、うつや自殺願望を抱えている確率が2倍高いことが分かった。 研究者たちは、彼らが「マン・ボックス(man box )」スケールと呼ぶ、"男らしさ"に対する意識を計測する方法をデザインした。 女性に対して伝統的なヘテロノーマティブ(異性愛規範)な考え ── 例えば、女性は子どもの養育者として家に属するとか誘惑して性交にいたる対象と見なすような考え方 ── を持つ男性は、パートナーに対して物理的な暴力を振るう確率が高いことがこれまでの研究で分かっている。 そして今、こうした考えを持つ男性はうつや自殺願望を抱えている確率も高いことが分かった。 学術誌『Preventive Medicine』に8月5日に掲載された研究は、"男らしさ"に対する意識を計測するために作った「マン・ボックス」スケールのスコアに基づいて男性たちを評価している。 「害を及ぼす男らしさ(harmful masculinity)が、男性たち自身の負の結果と関係していることが分かり、わたしたちは非常に驚いている」と、この最新研究の共同著者の1人であるロバート・コールター(Robert Coulter)氏はBusiness Insiderに語った。 この"害を及ぼす男らしさ"という言葉は「"本物の男"について厳格でヘテロノーマティブ、暴力的で支配的な規範を固定化する有害な考え」と定義づけることができると、コールター氏は言う。"有害な男らしさ(toxic masculinity)"という言葉の方が一般的だが、2つはほぼ同じ意味だ。
「マン・ボックス」スケール
コールター氏のチームが使った「マン・ボックス」テストは、1980年代の「マン・ボックス」の概念に基づくものだ。この概念を最初に提唱したのは活動家のポール・キベル(Paul Kivel)氏で、キベル氏は男性たちが社会がいかに彼らの行動にプレッシャーを与えているか話し合うアクティビティー「Act Like a Man Box」を開発した。 その意味で「マン・ボックス」は「きちんとした男性であるために、男性が持たなければならない厳格な考え」だとコールター氏は言う。 その上で、「害を及ぼす男らしさはここ数年、メディアで使われている言葉だが、それを本当の意味で計測するための標準化された方法はなかった」と付け加えた。 性別による役割、他者の支配、色情症、自信過剰、同性愛嫌悪について男性の意識を評価するアンケートを作るため、コールター氏のチームはジェンダーの平等を推進する世界的なコンソーシアム「プロムンド(Promundo)」と協力し、計測方法を編み出した。その結果が、彼らが「マン・ボックス」スケールと呼ぶものだ。 こうして作ったアンケートをコールター氏のチームはアメリカ、イギリス、メキシコに住む18~30歳の男性3600人以上に送り、15の文章について「強く反対」から「強く同意」まで1~4の尺度で回答してもらった。 これらの文章には「わたしの意見では、男の子が料理や裁縫、家の掃除、小さな子どもの世話の仕方を教わるのは良いことではない」や「わたしの意見では、誰かに乱暴に扱われてやり返さない男性は弱虫だ」といったものが含まれる。 アンケートは次に、この1カ月で言葉やオンライン、身体的ないじめといった暴力行為やセクハラにどのくらい関わったかを尋ねた。こちらも「まったくない」から「頻繁に」まで1~4の尺度で回答してもらった。 アンケートの最後では「自殺願望がある」かどうか、ここ2週間以内にうつ状態になったことがあったかどうかを尋ねた。
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August 17, 2020 at 06:10AM
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"男らしさ"にこだわる男性はメンタルヘルスの問題を抱えやすい ── 最新調査(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース
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