芸能界きっての愛犬家である坂上はこの放送日に初めての絵本『リクはよわくない』を出版。この絵本に登場する「リク」とは、坂上家の5男、イタリアン・グレーハウンドの宝田リクゼン。生まれながらに体が弱くも懸命に生きたリクが教えてくれた命の大切さについて坂上が涙ながらに明かす。
このリクと坂上の出会いは、2011年3月。坂上が偶然訪れたペットショップだった。「細い脚が内股で震えて、ガリガリで大丈夫かなって・・・」と、その時のリクの様子を語った坂上。獣医師は成長不良の状態だと診断したが、坂上はそんなリクを不びんに思い引き取ることにしたという。こうして坂上家に迎えられたリクだが、病弱のため散歩も困難で食も細く、坂上は消化の良い野菜をゆでてドッグフードに混ぜるなど、食事に工夫をしてなんとか食べさせていた。
試行錯誤しながらリクに辛抱強く向き合い、坂上家のきょうだい犬と一緒に海に行くなど楽しい時間も過ごしていたが、リクは徐々に衰弱し入院。「一緒に暮らしていた家で、お兄ちゃんたちがいる家で過ごした方がいいんじゃないかなと思って・・・」と、坂上は自宅でリクを看取ることを決めた。「あと何秒いられるかわからないと思って、リクを抱っこして僕のベッドで寝ていて。僕もいつの間にか寝ちゃっていて、こっちまでうんちまみれになっちゃって、それでも何にも気にならなくなっていました。もういくらうんちしたっていいから、ちょっとでも長生きしてほしいと思っていた」と当時を振り返る。
その後もリクの看病を続けた坂上だったが、2011年10月。仕事を終えた坂上の帰りを待っていたかのように、坂上に抱かれてかすかに反応したリク。「抱っこしてしばらくして息を引き取って・・・。だから死に目には会えたんですけど、後悔ばっかりですよ。やっぱりね、申し訳なくて・・・」と、涙で言葉を詰まらせる。
「千葉にワンちゃん用の一緒に暮らす家まで建てて、リクのことがなかったらこんな風になっていないのは確かなんですよ」「自分だったら困っているワンちゃんを幸せにできるとか、どんな子でもしつけられるとかではなく、犬の命を軽く見ているとかでもなくて、また失敗しちゃうかもしれないけれど、色々勉強もさせてもらったから、変なところに行くんだったら家に来てくれていいんだよって・・・」と涙を流しながら、リクがきっかけとなって行き場がない犬や猫をひきとって一緒に暮らしていく決意をしたことを明かした。
このほか3時間スペシャルでは、世界中から集めた動物の面白映像を紹介。さらに、鈴木保奈美や石原さとみ、長澤まさみなどゲストが、その映像の中で登場するかわいい犬や猫たちの気持ちになってアフレコに挑戦。また、人気企画『クイズ!僕はどこにいるでしょう?』では大橋、大西、長尾が挑戦。いつもは、レギュラー出演者で最年少King & Prince・高橋海人が得意な企画だが、若さはじけるなにわ男子の登場で、下克上はあるのか。このほか驚きの自給自足生活をする『徳島どうぶつ大家族』の続編も届ける。
2020-04-16 21:07:09Z
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