感染拡大の勢いが衰える気配の無い新型コロナウィルス。CNNのトップニュースには「30 days that brought the world to the brink of a depression(世界が恐慌の瀬戸際に立たされた30日間)」という記事が掲載され、僅か30日間で世界が大きく変わってしまったと伝えている。
新型コロナウィルスは「少し感染力の強い風邪」。筆者もそんな風に考えていた一人だが、今ではそう考える人は一人も居ないだろう。2020年が始まった段階では大統領選挙を控えるアメリカ経済が好調を維持すると誰もが考えていたことだろう。しかし、そんな楽観論は消え去り、誰もが先の見えない恐怖に怯えている。いつ30日前の世界に戻るのか?この世界的な自粛はいつまで続くのか?止まってしまった経済はいつ元に戻るのか?強気な印象を受けるトランプ大統領でさえ「自分はまるで戦時中の大統領のようだ」と、現状を厳しく表現している。
誰の目にも今や人類が「COVID-19(新型コロナウィルス)」という「見えない強敵」を共通の敵と認識し、戦おうとしている。
■人類の敵は核では無く、ウィルスと警鐘を鳴らしていたビル・ゲイツ
現在の所は、「COVID-19」に苦戦してしまっている人類だが、人類がウィルスに苦戦する未来を予見していた人物が居る、米マイクロソフトの創設者である「ビル・ゲイツ」氏だ。
今、ビル・ゲイツ氏が2015年にTEDで講演したストーリが未来を予見していたと話題を集めている。
同氏は講演の中で、現代の人類最大の敵は核ではなく、ウィルスであり、現代社会は核に対する準備に労力を費やしているが、この新しい脅威に対しては、全く準備が出来ていない、と警鐘を鳴らしている。
もし、一千万人以上の人々が死に至るような大災害が今後十数年のうちに起きるとすれば、それは戦争のようなものではなく、感染力の高いウィルスのようなものである可能性が高いと同氏はウィルスの脅威を表現している。
■エボラウィルスは空気感染をしなかったので感染が抑制された
同氏は講演の中で、エボラウィルスの被害がアフリカの一部地域に留まった理由として3つを挙げた。
- ヘルスワーカの英雄的な活躍
- エボラウィルスは空気感染をしなかった
- 都市部に感染が殆ど広まらなかった
これら3つの理由によって、エボラの被害はアフリカから他国へ大きく広がることはなかったという。
■都市部に空気感染するウィルスが蔓延すれば被害が拡大する
エボラウィルスの感染が世界中に広まらなかったのは「運」が良かっただけで有り、次もそうであるとは限らないと同氏は続ける。ウィルスの中には無症状の状態が続くものもあり、そういった状態で飛行機や市場にウィルスを移動させてしまうという。空気感染性のウィルスであったスペイン風邪を例に挙げ、スペイン風邪は1918年に世界中で流行し3000万人以上の死者を出したと説明する。

■人類は対策を行うことが出来る
同氏は「見えない敵の脅威」に備え、次のような対策を施すべきだと提案する。
- 貧しい国に、適切な病院・健康保証システムが備えられること
- 医療従事者の待機部隊が存在すること
- 医療従事者が軍隊と連携し、軍隊の機動性を活かせること
- ワクチンや診断分野での研究開発
2015年の講演時点で、人類は2015年時点では「見えない敵」に対する準備は不十分だが、今から準備すれば間に合うはずだと警鐘を鳴らしていた。感染拡大を続ける「COVID19」。人類はこの新たな脅威に打ち勝つことは出来るのだろうか?
同氏の財団は新型コロナウイルス感染症(COVID19)対策に最大1億ドル(約109億円)を拠出するとしている。
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March 21, 2020 at 09:25PM
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現代の脅威は核ではなくウィルス。5年前にウィルス性感染症対策に警鐘を鳴らしていたビル・ゲイツ氏(大元隆志) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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