「黙っていれば今のヘイトスピーチの流れに巻き込まれてしまう。見ぬふりをして差別が 蔓延して暴力があふれるような社会をつくってしまうのか、それとも差別がない社会をつ くっていくのか、私たち一人ひとり、どうするのかが問われていると思います」と、1月3 1日、江東区の亀戸文化センターでおこなわれた「2020人権のつどい」で弁護士の師岡康 子さんは話しました(写真)。 「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう」などと書かれた年賀ハガキが川崎のふれあい 館に届いたのは1月初め。差別に基づく犯罪であると抗議の声明が出され、署名が集めら れました。川崎市長も抗議の声を上げました。しかし1月27日にはまた、川崎市に差別ハ ガキが来ました。 ヘイトスピーチ解消法が成立したのは2016年5月。しかし禁止規定や具体的施策がない「 解消法」では差別を止められないことが現実。師岡さんは、昨年12月に成立した「川崎市 差別のない人権尊重のまちづくり条例」について話してくれました。とりわけ「何人も、 人権、国籍、民族、信条、年齢、性別、性的指向、性自認、出身、障害その他の事由を理 由とする不当な差別的取扱いをしてはならない」と規定し、罰則付きであることを評価し ました。「差別の禁止」と言うだけでは絵に描いた餅です。川崎市では「ヘイトを止めな ければ」という市民の声を受けて自治体が動きました。ほかの地域が続かないと川崎だけ が特別になってしまうとも言っていました。差別をなくそうとする人たちと、差別を続け る人たちのとのせめぎあいのなかで、川崎市の条例もつくられました。声を上げなければ と思いました。 師岡さんからの署名要請を貼り付けます。よろしくお願いいたします。(尾澤邦子) ---------------------------------------- 師岡です。
川崎市ふれあい館に届いた「在日コリアン虐殺宣言」の年賀状に続いて、1月27日にも川 崎市に在日コリアンに対する危害を加えるとの犯罪予告の葉書が届きました。 https://www.asahi.com/articles/ASN1Y6H2DN1YUTIL04P.html https://www.47news.jp/news/4467798.html
在日コリアンが一瞬たりとも安堵することを認めないかの如く、卑劣で残虐なヘイトクラ イムを決して許すことはできません。放置すれば差別と暴力が跋扈する社会、ジェノサイ ドや戦争に進むばかりです。相次ぐ卑劣なヘイトクライムに対して、政府に緊急対策を求 める声明を、1月29日、外国人人権法連絡会で発表しました。 https://twitter.com/2p7VDJNrwBXuF9w
本声明への賛同署名を求める新たなChange.orgのキャンペーン「在日コリアンに対する相 次ぐ卑劣な犯罪予告に対して、政府に緊急対策を求めます」も始めました。 声明・署名の拡散お願いします。 http://chng.it/g6ktNFpCL4
私たち一人一人の声で、政府を動かしましょう。
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February 02, 2020 at 06:18AM
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相次ぐ卑劣なヘイトクライムに対して、政府に緊急対策を求める声明に賛同署名を! - レイバーネット日本
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