筆者。
Courtesy Jen Glantz
今から約5年前、筆者はウェディング業界に飛び込み、「Bridesmaid for Hire」という新たなビジネスをスタートさせた。それ以来、わたしは100件を超える結婚式に携わってきた。
結婚式の日のための友人になったり、バージンロードを一緒に歩いたり、中学生の頃からの知り合いのように振舞ったり、スピーチをしたり、ブライダル・シャワーの計画を手伝ったり、15件のドレスの店を見に行くために、客はわたしを雇う。だが、彼女たちはトリッキーかつお金のかかるウェディング業界をうまく泳ぐためのアドバイスを求めてもいる。
プロのブライズメイドとしてわたしは、結婚式が(家族のドラマから業者の失敗まで、さまざまな要素から)しばしばカオスになることを学んだだけでなく、カップルが払える以上の費用を要し、2人が借金を背負うことになるケースもあることを知った —— つまり、特別な1日に対するビジョンを犠牲にすることなく、結婚式にかかる費用を節約する方法をわたしはよく知っているということだ。
わたしがこれまでの経験から得た、5つのプロのアドバイスを紹介しよう。
1. 何かを決める前に予算を設定しよう
婚約をするとすぐに、大きな問題が押し寄せてくる。「どこで結婚式をやるか? 」「披露宴は立食か着座か? 」だが、その答えを出す前に、まずは全体の予算を設定しよう。
自分たちのイメージ通りに1つ1つ贅沢をする前に、使っても大丈夫な金額を決めよう。
予算が決まったら、絶対に外せないもののショートリストをまとめよう。料理と写真が最優先かもしれないし、お気に入りのDJを呼ぶことが不可欠かもしれない。まずはこうしたアイテムに予算を割り当てていこう。
それから予算がいくら残っているかを計算し、最優先ではないけれど自分たちにとって大事なことに割り当てよう。
2. 小さなことは気にしない
わたしが雇われた多くの結婚式で、手作りのデコレーションの手伝いを頼まれた。新郎新婦は細かなディテールのために膨大な時間とお金を費やすが、ゲストはまず気付かない。
100件を超える結婚式に携わったことで、わたしは自信を持って言える。ゲストが気にするのは、食事、飲み物、音楽の3つだ。細かなディテールは、ゲストが会場を動き回ったり、結婚式を楽しんでいる間に見落とされてしまう。費用を抑えたいなら、ゲストひとりひとりの好みに合わせたり、お金のかかる座席カードといった自分たちが必要だと思う細かなディテールをカットしてみよう。
3. 将来の計画も立てよう
少なくとも1カ月に1度は、一緒に仕事をしている新郎もしくは新婦が他の誰も知らない秘密をわたしに明かす —— 結婚式が終わったら、銀行口座にお金はほとんど残っていないだろう、と。
わたしは、いざという時のための貯金や次の大きなこと(家、車、旅行など)のためのお金もなくて、今後どうするつもりなのか尋ねることが多いのだが、彼らはまず間違いなく、計画は特になく、結婚式のあとに借金を抱えることや人生設計が遅れることが怖いと答える。
何年もかけて貯めたお金を全額、たった数時間のパーティーのためにつぎ込むのではなく、これから来る未来についても計画を立てよう。
不況や急な病気、レイオフといった、自分ではコントロールでいないことについて考えておこう。突然降りかかる問題に対応するためのお金を確保した上で、どのくらいの金額なら余裕をもって結婚式に使えるか考えよう。
4. ご祝儀を当てにしない
婚約したカップルが陥りがちな最大の勘違いは、結婚式に使ったお金はゲストからのご祝儀で取り返すことができると考えることだ。こうした期待は、大きな経済的リスクだ。クレジットカードやローンなど、お金を借りて結婚式の費用を払おうとしている人にとっては、特に危険だ。
Wedding Wireによると、結婚式のゲストが包むご祝儀は平均75~150ドル(約8200~1万6300円)で、結婚式にかかる費用の平均は約3万ドルだ。ご祝儀で結婚式の費用を相殺しようとすれば、全員が150ドルずつ出してくれても、少なくとも200人のゲストを招待しなければならない。そんなことはあり得ない。もしそうなったとしても、結婚式のために借りたお金の利息も払わなければならない。
つまり、いくらまでお金を失う気があるか? ということだ。その数字が結婚式の予算であるべきなのだ。ご祝儀をもらったら、その大半は預金口座の残高を増やすのに使って、残りの一部を人生の次の大きな買い物のために貯めておこう。
5. 業者と交渉しよう
多くのカップルが、レビューなどを見てすぐに業者を決めてしまう。だが、結婚式にかかる費用を節約するためには、まずは地元の他の業者の価格をチェックし、内容を比較し、業者がパッケージで提供するサービスの中に不要なものがないかどうか確認しよう。例えば、DJのパッケージ料金に照明代が含まれているかもしれないが、すでに花屋との契約に照明が含まれているかもしれない。
パッケージや契約の内容に、自分たちに必要のないものや、すでに会場が提供してくれているアイテムが二重に入っていないか確認するのも良いアイデアだ。
業者には、自分たちのニーズをもとにパッケージをカスタマイズできないか聞いてみよう。値引きも可能かどうか確認しよう。業者の価格を知ることが、結婚式にかかる費用を抑える助けになる。
(翻訳、編集:山口佳美)
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January 04, 2020 at 06:00AM
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