Wednesday, January 22, 2020

ドル・円約2週間ぶり安値、新型ウイルス巡る懸念重し-109円台後半 - ブルームバーグ

東京外国為替市場でドル・円相場は下落。中国で新型コロナウイルスによる死者が増加し、感染拡大に対する不安が高まったことを受けて、リスク回避の流れで円高が進んでいる。円は豪ドルを除く主要16通貨に対して上昇。豪ドルは予想を上回る豪雇用統計を受けて買われた。

ハイライト
  • ドル・円は午後0時13分現在、前日比0.2%安の1ドル=109円65銭。ここまで109円87銭を高値に一時、13日以来の109円60銭まで下落
  • 豪ドル・ドルは前日比0.5%高の1豪ドル=0.6875ドル。ここまで0.6839ドルを安値に一時0.6879ドルまで上昇
ドル・円は109円70銭のサポート割り込む

市場関係者の見方

NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)

  • 一晩たって、新型ウイルスの感染者や死者の増加、武漢封鎖、致死率の上昇懸念がある中、世界保健機構(WTO)が判断を先送りするなど、不安が高まっている
  • ドル・円は短期的なサポート109円70銭を割れており、109円20銭-30銭の価格帯、さらには108円70銭までの下値リスクはみておきたい

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト

  • 今は新型ウイルスの正体が明確に見えない恐怖という初期段階。材料に対して株安・円高に反応しやすい状況
  • 新型ウイルスというテーマに最も反応しそうな上海株や香港株が下落していることや、日本株も下げておりリスクセンチメントが冷やされ円高に
  • 年度末の円への資金還流といった需給要因が前倒しで現れてくると、ドル・円は107円台の今年これまでの安値までの下落リスクが生じる

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • 豪ドルは豪雇用統計のヘッドラインを好感して上昇。新型ウイルス懸念で弱含んでいたこともあり、豪ドルショートの巻き戻しが強く出た
  • 短期的には新型ウイルスの影響の方が大きく、今後の情勢が不透明で豪ドルの上値余地は大きくない
  • 豪雇用統計もぱっと見は良いが2カ月連続で非正規雇用者増に依存しており、利下げ期待を覆すほどでもなく、この点も豪ドルの上げ余地は限定的に

背景

  • WHOは、少なくとも17人の死者を出している新型コロナウイルスの感染拡大について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するかどうかの判断を先送り
    • 武漢市は航空機の出発便運航や、市外に向かう列車の運行を 停止。中国中央テレビ局(CCTV)が市当局を引用して報道
    • CCTVによると、新型ウイルスが原因の肺炎による死者は前回発表の9人から17人に増加。報告された感染者は少なくとも550人
  • オーストラリア統計局が23日発表した昨年12月の失業率は5.1%と、エコノミスト予想の5.2%を下回った。雇用者数は全体で前月比2万8900人増とエコノミスト予想の1万人を大きく上回った
  • 日経平均株価は前日比153円安で午前の取引を終えた

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January 23, 2020 at 10:24AM
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