Friday, November 5, 2021

「現代の名工」茨城県から7人 ものづくりの優れた技能|NHK 茨城県のニュース - nhk.or.jp

伝統工芸から最先端の工業技術までものづくりの優れた技能を持つ「現代の名工」に茨城県から7人が選ばれました。

「現代の名工」は、特に優れたものづくりの技術を持つ全国の職人や技術者を厚生労働省が毎年150人選んで表彰するもので、ことし茨城県からは7人が選ばれました。
県内で選ばれたのは、三菱重工業の日立工場のアーク溶接工、照井和浩さん(60)、タービン組立・調整工、緑川睦さん(60)、発電機組立・調整工、滝安夫さん(54)。
日立産機システム勝田事業所の配電盤・制御盤組立・調整工、佐川宏智さん(59)。
大平造園土木の造園工、大平晶さん(71)。
岩渕産業の石彫工、岩渕久之さん(60)。
安達建具の木製建具製造工、安達克敏さん(57)の合わせて7人です。

桜川市の石彫工、岩渕久之さん(60)はこの道42年の職人です。
石材加工の優れた技術を持ち伝統産業の継承に貢献してきたことが認められ、今回「現代の名工」に選ばれました。
岩渕さんは、地元の加波山で取れた花こう岩「真壁石」を使って墓石や彫刻品などを作っています。
これまで、大洗町の「アクアワールド茨城県大洗水族館」のイルカのモニュメントを手がけたほか、国の伝統的工芸品に指定されている「真壁石燈籠」の制作も行っています。
また、地元の高校の授業で加工技術を教えるなどの活動にも携わっています。
岩渕さんは「大変うれしいです。海外製品の流入で地場産業が低迷してきているので、もう一度、元気にさせたいという思いで、これからもいい作品を作り続けたい」と話していました。

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