デンマークの首都コペンハーゲンに拠点を置くパンドラから出された声明では、同社は初めて人工的な環境で製造されたダイヤモンドから成るコレクションの販売を開始したと明かされ、今後ジュエリーに鉱山から採掘されたダイヤモンドが使用されることはないと報告された。
ダイヤモンド市場で人工ダイヤモンドのシェアが拡大していると明かされた声明では、人工ダイヤモンドはダイヤモンドに求められる「4C基準（研磨、色、透明度、重さ）」を正確に満たしていると説明された。
同社は昨年（2020年）鉱山から採掘された天然ダイヤモンド約5万パーツを製品に使用している。
ダイヤモンド市場の拠点として知られるベルギーのアントウェルペンにあるワールド・ダイヤモンド・センターのデータによると、新型コロナウイルス（Covid-19）感染症により昨年世界のダイヤモンド需要は15パーセント落ち込んだ。
ダイヤモンド採掘はアフリカ諸国で長年続く内戦の主な原因の1つとして見なされてきたが、アフリカ諸国のダイヤモンド鉱山における非人道的な労働条件や児童労働問題もますます消費者から疑問視されている。
（2021年5月4日）
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