雄大な北アルプス・立山連峰を背に、富山湾の青い海にヨットが浮かぶ。富山が誇る絶景を舞台に特別な結婚式はいかが――。富山県射水市の「伏木富山港・海王丸財団」は今年から、管理する「新湊マリーナ」を式場に見立てた「マリーナパノラマ結婚式」を始めた。22日には2組目となる結婚式があり、新郎新婦は立山より大きく、富山湾よりも深い愛を誓い合った。
挙式したのは富山市の会社員、若松雅大さん(25)と屋嘉比(やかひ)あかりさん(24)。同じ中学のバスケットボール部出身で10年間の交際を実らせた。
二人は当初、米ハワイでの挙式を考えていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で断念。高齢で飛行機による長距離移動が難しい両家の祖父母にも晴れ姿を見てもらいたいとの思いから、ハワイの気分を味わえる海辺での式を希望した。
当日は惜しくも立山連峰には雲がかかったが、朝まで続いた雨もやみ、式が始まるころには晴れ間も見えた。通常はヨットの関係者しか入れないマリーナ内に特別に作られた式場に、新郎新婦は湾内からヨットに乗って入場、親族や友人ら約30人が見守る岸壁に降り立った。その後、二人は富山湾を背に指輪を交換し、参列者の前で結婚を報告した。
新郎の雅大さんは「こんな素晴らしいところでできて最高。一生の思い出になった」と感慨深げ。新婦のあかりさんは「ハワイ以上の式ができてうれしい」と笑顔を見せた。
企画した伏木富山港・海王丸財団の担当者は「二人はそれぞれ『一つの船』の乗組員として支え合い、幸せな家庭を築いてほしい」と話し、参列者らとともに人生の門出を祝った。【高良駿輔】
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