【前回を読む】現代のシティポップを担う、煌めく才能たち。Vol.2
LUCKY TAPES ──アーバンな佇まいで、洒脱な音楽を描く3人衆。
ディスコやファンク、ソウルなどのブラック・ミュージックのエッセンスと、日本人が培ってきた少し切なさを感じさせるメロディーセンスとをかけ合わせ、洒脱な音楽を奏でる3人組バンド。そのアーバンな佇まいから、現代のシティポップの潮流を担う。
フロントマンを務める高橋海は、トラックメイカーやプロデューサーとしても活躍。向井太一など、数多くのシンガー・ソングライターに楽曲提供も行っている。
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iri ──移ろう都会の風景を、スモーキーな低音で歌う。
CMソングに起用された「Only One」や「Wonderland」などで注目される、スモーキーでソウルフルな低音ボイスをもつシンガー・ソングライター。アルバイト先の老舗ジャズバーで弾き語りのライブをし、音楽活動をスタートさせた。
日本の音楽シーンの先端を行くクリエイターとタッグを組んで制作される楽曲は、ヒップホップ的リリックやクラブミュージックのサウンドを取り入れ、移ろう現代の都市の風景をクールに表現する。
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TENDRE ──マルチプレイヤーの河原が贈る、ソフトで都会的なサウンド
Charaや堀込泰行などへの曲提供やシラップなど若手のプロデュースも行う河原太朗のソロ・プロジェクト。ベース、ギター、サックス、鍵盤などを演奏するマルチプレイヤーで、楽曲ではそのテクニックを駆使してソウルフルで官能的なグルーヴを紡ぎ上げる。
テンダー(TENDRE=やわらかい)という名の通り、ソフトで都会的なサウンドが耳に心地よい大人のためのポップミュージックだ。
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FIVE NEW OLD ──国境やジャンルを超えた、軽やかなポップネス
「日常にアロマオイルのような彩りを」というコンセプトのもと活動をしている4人組バンド。流暢な英語を織り交ぜ、ブラック・ミュージックからロックまでをミックスさせたサウンドは、国境やジャンルを軽やかに飛び越えている。
特にソウルフルな楽曲で繰り広げるセッションは、シティポップの放つ甘い香りを凝縮させたような、悦楽と興奮がある。最新作においては、その香りをよりドラマティックかつポップに表現している。
からの記事と詳細 ( 現代のシティポップを担う、煌めく才能たち。Vol.3 NEWS2021.4.1 - Pen-Online )
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