デンマークの近代から現代までのデザイン史を作品でたどる特別展「デンマーク・デザイン」が4月23日、東北歴史博物館(多賀城市、TEL 022-368-0106)で始まった。(仙台経済新聞) 【写真】座り心地を体験できる「Try these chairs!」コーナー デンマーク近代デザインの黄金期とされるミッドセンチュリーを中心に現代に至るまでのデザインの歴史をたどるとともに、世界中で世代を超えて愛され続けるデンマークデザインの魅力をさまざまな角度から紹介する。デンマークデザインの神髄とそれを生み出す独自の土壌、文化や社会にも着目。デンマーク・デザイン博物館の協力とアドバイスを受けて構成した。 会場内は4章で展開。現在も生産されるロイヤルコペンハーゲンの最初期シリーズをはじめ、デンマークが誇る陶磁器ブランドの作品を紹介する第1章「国際的評価を得た最初のデンマーク・デザイン」、デンマーク近代デザインの幕開けを飾った椅子や照明器具などのデザインを紹介する第2章「古典主義から機能主義へ」、椅子やテーブルなどの家具をはじめ、デンマークデザインの巨匠らが手掛けた作品を紹介する第3章「オーガニック・モダニズム:デンマーク・デザインの国際化」、現代のデンマーク・デザインを紹介する第4章「ポストモダニズムと現代のデンマーク・デザイン」。 ロイヤルコペンハーゲンの陶磁器「ブルーフルテッド」、ヴェアナ・パントンの椅子「ハートコーンチェア」、アルネ・ヤコブセンの肘掛け椅子「エッグチェア」、フィン・ユールのソファモデル137「ジャパンソファ」、ヤコブ・イェンセンのレコードプレーヤー「ベオグラム4000」、ポール・ヘニングセンのペンダントランプ「PH アーティチョーク」、キビースィの自転車「PEK」など、デンマークデザインを代表する家具や照明、陶磁器、玩具など、約200点の作品を展示する。 同展担当者は「一番の見どころは第3章。デンマークデザインの黄金期に活躍したデザイナーの代表的な作品はもちろん、暮らしの中でどのように使われているかをリビングルームやダイニングルームという形で再現している。デンマークデザインの家具は、古いものや新しいものをどう組み合わせてもなじみ、調和が取れるのが特徴」と話す。「デンマークの人たちは家でヒュッゲな(居心地のいい)空間を作って、暮らしを豊かにしている。今回の展示では照明をたくさん使い、実際の空間を再現しているので、デンマークの人たちがどんなふうに快適に過ごしているかを見て楽しんでいただければ」と呼び掛ける。 開館時間は9時30分~17時(発券は16時30分まで)。月曜休館(5月3日は開館し、6日休館)。観覧料は、一般=1,200円、65歳以上=1,100円、小中高生=600円。6月27日まで。
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