Wednesday, December 9, 2020

菓子作り40年「現代の名工」が伝授 サブレ発売 - 神戸新聞

 JR播州赤穂駅(兵庫県赤穂市)隣のスイーツとパンの店「ほのか」(プラット赤穂2階)が12~14日、新商品のサブレの発売記念フェアを開く。職員が「現代の名工」の洋菓子職人、福原敏晃(としあき)さん(67)の指導を受け、お墨付きを得た。5種類1枚ずつのセットを300円(通常400円)で、福原さん直伝のシフォンケーキ、フィナンシェも加えた「福原シェフセット」を500円(同700円)で販売する。

 障害者支援施設「赤穂精華園」のB型事業所で、6月に店内を改装して一新。商品構成を充実させ、働く障害者の工賃向上につなげようと女性職員が福原さんの指導を受けてきた。

 福原さんはサブレについても、代表を務める洋菓子店「ボックサン」(本店・神戸市須磨区)と同じ作り方を伝授した。最終指導の際も生地の型抜きなどを繰り返し、「朝一番と、一度焼いた後ではオーブンの焼け方が違う。時間はあくまでも目安。焼ける色合いや匂い、触感を覚えて」と具体的な助言を続けた。

 「四十数年の菓子作りの経験が役立てば」と福原さん。職員の女性(41)は「赤穂の新たな名物になれば」と喜んだ。

 記念販売は1日50セット(福原シェフセットは同10セット)。午前7時半~午後5時半。ほのかTEL0791・56・9660

(坂本 勝)

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