Tuesday, March 3, 2020

「秋以降に…」結婚式延期相次ぐ 葬儀場は故人の感染に不安 新型コロナ - 毎日新聞 - 毎日新聞

結婚式のイメージ=ゲッティ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大勢の参列者が集まる結婚式場で結婚式の延期が相次いでいる。葬儀会社では「葬儀を執り行った故人の中に感染者がいたら不安になるという社員もいる」と戸惑いの声も出ている。

 「暖かくなりつつある今の時期からジューンブライドの6月までは、本来は挙式が多い時期。それなのに、予約されていた結婚式が相次いで延期されており、経営への打撃は大きい」。東京都内の結婚式場の広報担当者は、ため息をつく。

 この式場では通常、多いときで1日4組が式を挙げるが、新型コロナウイルスの影響で人混みへの警戒感が高まった2月末以降、延期やキャンセルが相次ぎ、今後、挙式がゼロの日もあるという。日程を先延ばしにするカップルは、東京オリンピック・パラリンピック後の秋に延期するケースが多い。広報担当者は「今後の終息の見通しが立たないと式を挙げる人は減っていくばかり。経営上の対策も立てようがない」と困惑する。

 一方、挙式が近づいた段階でカップルが式日を変更する場合に必要となる「追加料金」を今回は免除し、当事者の負担を減らすことにした会社もある。大手ブライダル会社「テイクアンドギヴ・ニーズ」(東京都品川区)は通常、予約日の119日前以降になって日程変更する場合、追加料金が発生するが、9月末までの日程に延期する場合は原則として免除する。同社担当者は「10月以降に延期する場合も、今後の感染拡大状況をみながら、柔軟に対応を検討する。結婚式は一生の晴れ舞台。お客様に負担をかけない方法を模索したい」と話す。

 関西に本社を置く大手ウエディング会社でもリゾート地での結婚式を中心に秋ごろへの延期申し込みが出始めている。大阪市内の老舗の結婚式場では挙式の参加人数を減らして規模を縮小したり、延期について相談したりするカップルが目立つ。担当者は「来年に延ばした人もいた。やむを得ない事情なので、なるべく要望には応えたい」と話す。

法事も相次ぐ中止、延期

 葬儀場でも影響が出ている。東京都内で葬儀場を展開する「メモリード東京」(世田谷区)によると、通夜や葬儀の日程変更はほぼないが、法事の中止や延期が相次ぐ。別の都内の葬儀会社では、当初の予定より葬儀の出席者数を減らしたいとの申し出が増えている。地方からの出席予定者が、人の多い都会を避けようと欠席に転じるケースが目立つという。担当者は「亡くなった人に関わる仕事だけに、社員の間では、故人が新型コロナウイルスに感染して亡くなった人でないかどうか心配する声もある。今後さらに感染者が増えていけば、不安はますます高まる。もし、仮に感染者の葬儀をした場合も、風評被害が出ないか怖い」と懸念している。【井川諒太郎、柴山雄太】

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March 04, 2020 at 12:00PM
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