
『進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語』(著:千葉 聡)
ダーウィン博士、すみません──。喰わず嫌いにもほどがある。「進化学」がこんなに面白い学問なら、もっと早くに門を叩けばよかった。
でも、そう思えた私はラッキーである。「進化学」をめぐる最高の入門書であり啓蒙書であるこの1冊に出会えた。
本書まえがきに、著者はこう書いている。
本書の目的は、進化を巡る謎解きのストーリーとその成果を読者に楽しんでいただくこと、そして進化を共に考え、知り、楽しむ「進化学ファン」を世に増やすことである。
いきなり進化、進化、進化のオンパレードに、思わず身構えた。「進化論」や「進化学」のことは気にはなるけど同時に煙たくも思っていたからだ。強くて、有能で、美しきものへ向かって進んでいく──。それが進化であり、それを為し遂げたものだけが生き残る。そのプロセスを生物学的にモットモらしく検証して説いていくのが「進化学」、なのであればそれはちょっと窮屈だなあと。
ところが、これがとんでもない私の勘違いだとわかった。
冒頭で、著者は「ダーウィンが考えた生物進化の意味」を整理する。二つの特徴があるという。一つは、
生物進化は遺伝する性質に起きる、世代を越えた変化である
ふむふむ、ここまでは誰もがなんとなく。しかし、「もう一つの特徴」を読んで目が覚めた。
生物進化は性質の発達や発展の意味ではない。方向性のない変化の意味である。進化の過程では、体の一部が発達したり複雑になったりすることがあるが、その逆もある。(中略)『種の起源』の初版では「転成」(transmutation)という用語を使い、「進化」(evolution)という用語を使わなかった。
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March 16, 2020 at 10:00AM
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「進化のからくり」の解明に魅せられた現代のダーウィンたち。生物進化の謎に挑む! (2020年3月16日) - エキサイトニュース
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