Monday, June 1, 2020

引退の渡辺麻友は週刊誌も「無理だった」サイボーグ - 日刊スポーツ

引退の渡辺麻友は週刊誌も「無理だった」サイボーグ - 日刊スポーツ

第6回AKB48選抜総選挙開票イベント トロフィーを手に喜ぶ渡辺麻友(2014年6月7日撮影)
第6回AKB48選抜総選挙開票イベント トロフィーを手に喜ぶ渡辺麻友(2014年6月7日撮影)

<こんな人>

元AKB48で女優の渡辺麻友(26)が1日、芸能界引退を電撃発表した。数年にわたって体調が優れず、「健康上の理由で」引退を決意。先月末で所属事務所「プロダクション尾木」との契約を終了し、芸能活動にも終止符を打った。前田敦子(28)大島優子(31)らとともにAKB48の元祖「神7(セブン)」の1人だが、神7で芸能界を引退するメンバーは初めてとなる。       ◇   ◇   ◇

真面目すぎるがゆえに選んだ、“芸能界”との決別だった。

高いプロ意識で11年間ノースキャンダルを貫き、王道アイドルとして君臨し続けた。かつては「サイボーグ」と呼ばれたことも。個性豊かなメンバーがそろったAKB48の中でも、特に貴重なメンバーだった。

幾度となく好きな男性のタイプを聞かれても、漠然とした答えを返すのみで、明言することはほとんどなかった。当然、全てのファンがタイプに当てはまるわけではない。「ファンの方を悲しませるわけにはいかないので」とほほえんだ。男性スキャンダルを追う週刊誌も「無理だった。渡辺麻友は本当に何もない」とついに音を上げたという。

ブレない姿勢はアイドル卒業後も続いた。飲み会などの会合に参加することも、ほとんどなかった。ついに1つの浮いた話さえなかった。ある意味、女優・タレントとしては「異端」な存在だった。

エンターテインメントは時に理不尽だ。必ずしも正義が勝つとは限らない。「うそも方便」がまかり通ることもある。渡辺と“芸能界”との間には、どこかで「ズレ」が生じていたのかもしれない。強すぎる責任感が、中途半端な答えではなく、「引退」という重い言葉を導いたのだろう。【横山慧】

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2020-06-01 22:00:00Z
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