「魔法」をもたらした手紙の中身
クリスタル・ストラウスは淡いピンクのドレスを風になびかせ、かつて自分の兄を殺害した罪で終身刑を言い渡された男性ジョン・ティージェンと結婚の誓いを交わした。 花嫁はウェディングドレスをまとい、花婿は足首に監視用のGPSモニターを着けていた。 ジョン・ティージェンは1989年、ブライアン・マクガリー殺害容疑で有罪判決を受けて収監された。2人は親友で、ブライアンは15歳のときからジョンの家で居候していたと、裁判記録には書かれている。兄であるブライアンが殺害された当時、クリスタルは12歳で、ジョンのことを幼いときから知っていた。 ジョンの判決が覆ったのは、2021年6月のことだ。現在は仮釈放されて、自宅軟禁下で再審を待っている。 クリスタルは数年前にジョンに宛てて、兄殺害を許す旨を書いた手紙を送った。ジョンいわく、それが「魔法のような何か」が始まるきっかけとなった。 クリスタルは服役中のジョンに面会に行ったときに、彼の優しさに心を打たれたという。一方のジョンもそのとき、何か感じるものがあった。ジョンはクリスタルに、殺害事件の証拠について調べるよう促し、彼女はやがて、兄を殺害したのはジョンではないと確信を持つようになった。 2020年を目前にした2019年の大晦日、2人が電話で話をしていたときに、クリスタルはジョンに愛を告白した。ジョンは、自分も同じ思いであると打ち明け、すぐにプロポーズした。 とはいえ、終身刑を言い渡されているジョンが釈放される日が来るのかどうか、2人にはまったくわからなかった。 「私は出所できるよう祈りを捧げ、すべてを神に委ねました」とジョンは言う。
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