
コロナ禍で予定していた結婚式を延期したり、規模を縮小したりした人が多いようです。中には、結婚式自体を行わなかったという人も。 また、海外への新婚旅行も渡航制限で困難となりました。その代わり、指輪や新生活にお金をかけているのでしょうか。 株式会社ネクストレベル(神奈川県横浜市)が運営する縁結び大学では、「結婚にまつわるお金の使い方」についてアンケートを実施しました。結婚で何にどのくらいお金を使ったのか、2019年以前のコロナ前と、2020年以降のコロナ後での変化を見ていきましょう。
結婚に関わるお金の使い方は、コロナ前では「コト消費」、コロナ後は「モノ消費」へ
「結婚に関するもので、一番多くお金を費やしたもの」を聞いたところ、コロナ前とコロナ後では傾向に大きな変化が見られました。 「結婚式・披露宴」は48%から33.3%、「新婚旅行」は10.2%から5.6%、「フォトウェディング(前撮り・後撮りを含む)」は9.2%から4.4%へと、コロナ後では減少していることが分かりました。 特に「結婚式・披露宴」は、14.7ポイントの大幅減となっています。やはり人が多く集まる宴会を避ける傾向にあったようです。 逆に、「家具・家電・インテリア」は22.3%から28.9%、「婚約指輪」は4.1%から7.8%、「結婚指輪」は3.1%から17.8%に増加しました。「結婚指輪」は14.7ポイントと大幅増となっています。常に身につける結婚指輪にお金をかけた人が多いようです。 この結果から、パンデミックの影響で、結婚式や旅行など「コト消費」から、新生活や指輪など「モノ消費」へ変化したということが見て取れます。
結婚式をしなかった人がその費用を高価な婚約指輪に振り向けた?
「結婚式」をした人は、コロナ前では64.3%だったのがコロナ後では53.3%に減少し、しなかった人は15.3%%から28.9%%と大幅に増加しました。同様に、「フォトウェディング」や「家族で食事」をしなかった人も増えたようです。 2020年以降に結婚した人に「結婚式をしなかった」理由を聞いてみたところ、「感染状況を考えて結婚式や会食は行わなかった」「海外挙式を予約していたが、渡航できなくなったので、フォトウェディングにした」「遠方から友人や親戚を呼ぶのが困難だと思ったから」といったコメントが寄せられました。海外挙式など夢見ていた人も、感染状況をみて諦めざるを得なかったことが分かります。 「婚約指輪」を購入した人については、コロナ前では55.1%でしたが、コロナ後では60%と4.9ポイント上昇しています。婚約指輪は一般的に高価であることから、結婚式で使わなかった予算を、婚約指輪に振り向けたカップルが一定数いるようです。ダイヤモンドは資産になるので、この機会に買っておくのもいいかもしれません。 婚約指輪を購入しなかった人に理由を聞くと、「結婚指輪のみでいいと思った」「普段着けない指輪を買うくらいなら、その分ほかのことにお金を使うほうがよい」というように、普段着けない婚約指輪は不要という意見が多く見られました。 「結婚指輪」はコロナ前では94.9%が購入していましたが、コロナ後では4.9%減少していました。結婚指輪を購入しなかった理由では、「外出できず買いに行けなかった」という声が多く聞かれました。 また、購入していない人は、全員が「結婚式をしていない」人でした。指輪交換のセレモニーをする機会がないことから、結婚指輪の必要性も薄れているようです。
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