車格に関係なく、上のランクを目指したクルマを振り返る
クルマには数多くの種類が存在しますが、ボディサイズやエンジンの排気量で分かれる「車格」という分け方もあります。 【画像】見た目以上に中身がスゴイ? 上を目指した車を見る(19枚) 欧州で「Bセグメント」や「Cセグメント」といった全長で区分するのが一般的で、日本でもセグメントは使われますが、もっと抽象的に「コンパクトカー」や「大型セダン」などの分類方法もあります。
たとえばコンパクトカーというと明確な定義はありませんが、概ね全長が4m以下の5ドアハッチバックで、排気量は1.5リッター以下というのが通例です。 車格が同じクルマでは、性能や装備、価格も近くなりますが、その縛りをあえて打ち破ろうとしたクルマも存在。 そこで、ワンランク上のモデルを目指したクルマを、3車種ピックアップして紹介します。
●日産「ローレルスピリット」
かつて、日産のエントリーカーとして主力車種だった「サニー」は、1981年に登場した5代目からFF化され、さらにサニーをベースとしたモデルが次々と誕生しました。 そのなかの1台が、1982年に発売されたセダンの「ローレルスピリット」です。 ローレルスピリットという名のとおりミドルクラスセダンの「ローレル」をインスパイアしたモデルで、内外装の意匠はローレルに準じており、装備も充実していました。 しかし、初代ローレルスピリットはサニーの印象から抜けきれておらず、少なくとも高級感があったとはいえませんでした。 そこで、1986年に6代目サニーをベースとした2代目ローレルスピリットが登場。 外装は直線基調のフォルムと長方形のメッキグリルに横長のヘッドライトを配置したフロントフェイスとし、まさに5代目ローレルの後期型を彷彿とさせました。 内装もシートから内張り、フロア、天井までワインレッドに統一したカラーをメインとし、シート生地などにはビロードのような肌触りの布を使うことによって、高級感を演出。 エンジンは全グレード直列4気筒で、1.5リッターSOHCと1.6リッターDOHC、1.7リッターディーゼルを設定していたのはサニーと同じですが、サニーの廉価グレードにあった1.3リッター車は省略されました。 ローレルスピリットは小さな高級車を標榜したモデルとして一定の人気がありましたが、1990年に生産を終了。同様なコンセプトで同じくサニーベースだった「ラングラー」があり、こちらはスカイラインをイメージしていました。
からの記事と詳細 ( 車格に対して下剋上が勃発? ワンランク上を目指してみた車3選(くるまのニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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