近年、テレビ番組やSNS、YouTubeなどで美容整形を公表するタレントやインフルエンサーたちが増加している。共感する女性も多く整形は”隠すもの“ではなくなりつつあるが、そのきっかけは人それぞれ。家族から「可愛い」と愛でられながら育ってきた女性たちが、なぜ整形に踏み切ったのか? 美容整形を決意して公表するまでの心境の変化を語ってくれた。
【ビフォーアフター】本当に38歳…!? MiRichanの整形前すっぴん写真や、激かわツインテール&コスプレも
■年齢非公開アイドルが“38歳”と公表、「『可愛い』への執着が人よりもあった」
昨年は著書『整形は正義!』を発売し、900万円の美容整形を経験しているMiRichan。現在38歳であると年齢を公表して話題になった彼女は、地元の名古屋でアイドル活動をスタート。32歳で上京してアイドル活動を継続していたが、その活動中は年齢を非公開にしていたという。
「隠してはいたんですけど、隠しているからこそ自分が『その年齢の割には頑張ってる』って自信があったんです。若い世代だけじゃなくて、同じ世代の人たちにも、諦めずにキレイでいる努力が伝えられたらなぁと。『私はもうオバサンだから…』とかそういうのじゃなくて、いつまでもチャレンジしてる人もいるんだよって知ってほしかったですね」(MiRichan)
初めて整形手術をしたのは36歳。それまでは遠いものだと思っていた中で、知り合いの術後を見て整形を決めたという。ところが、30歳を過ぎてからの整形に迷いは無かった。
「周りの友達とかもするようになってきて病院を紹介してもらったのがきっかけですが、病院に行くまでは『したいけど…でもやっぱいいや』っていうのはありましたね。でも行ってしまえば、もう迷いはなくて『この先生の言う通りにしたら今より可愛くなるんだ』って」(MiRichan)
一般的に「整形手術をしたい=自己評価が低い」というイメージがあるかもしれない。だがMiRichanの場合は今までのアイドル活動を振り返り「整形する前から『可愛い』を仕事にできていたので、自分の『可愛い』には自信がありました」(『整形は正義!』(ベストセラーズ)より)と話す。子どもの頃からの夢である“人前に立つこと”をずっと目指してきた彼女は、夢かなえる手段の一つとして美容整形を選んだ。
「女の子って『可愛い、可愛い』言われて育てられるじゃないですか(笑)。可愛くいなきゃとかそういうのが多分人より強くあったのかな。『可愛い』への執着が人よりもあったから今でも諦めずに『可愛い』を目指してきたんだと思います」(MiRichan)
■小学生時代の心ない一言で「『あ、私ってブスなんだ』って思うようになった」
「小学生の時に、目が奥二重で睨んでるように見えるとか、肌も白いし名前が麗だったのもあって、”幽霊”なんていじられ始めました」
そう話したのは17歳で整形手術をした山田麗さん(取材当時20歳)。明るく屈託のない印象の彼女だが「性格的にいじりやすかったというのもあったんでしょうけど、自分的にはいじめに近いと思ってました」と語る。特に印象的だったのは小学校4年生の時に名前の由来について授業で話したときだったと言う。
「『綺麗になるようにという由来で麗という名前です』と言ったら、担任の先生に『お前が綺麗になれるわけないだろ』ってからかわれて。今の時代だったら問題になってそうですけど(笑)、当時はいじられキャラだったし、みんな笑ってたので『いっか』って思うしかなかったんです。本当はすごく泣きました。家族には可愛い可愛いって言われて育ったので、学校で急に言われだして『あ、私ってブスなんだ』って思うようになって。中学生の時には整形しようって決めて親にも宣言していました」(山田麗さん)
その後17歳の時に公開美容整形オーディション『整形シンデレラ』に挑戦してセミファイナリストに選ばれたが、その前から芸能事務所の目に留まりタレント活動もしていた彼女。そこで容姿に自信がついて整形をしない選択もあったはずだが、整形に踏み切った意外な理由を教えてくれた。
「周りからも可愛いし整形しなくて大丈夫だよって言われてたんですけど、どこか劣等感があって。結局、最初に芸能界入ろうって思ったのは、綺麗になってみんなを見返してやろうと思ったのもあったので、その一種で整形をやろうと」(山田麗さん)
その決意に家族は「昔から話をしていたので反対もされず、母からは『いまにプラスして可愛くなるんならいいんじゃない?』と。あとはコンプレックスを隠すためにギャルメイクしていたので、整形してナチュラルメイクになるなら嬉しいって、ひいおばあちゃんに言われました(笑)」(山田麗さん)と背中を押してくれたと言う。
そんな彼女たちが話すのは「自分を責めたり、自分のことが嫌いな子の整形はあまりおすすめできない」「『もっともっと』って更に不満が出ちゃうならやらないほうがいい」(MiRichan)、「みんな整形に期待し過ぎてる」「それで『ここが気になる、ここも気になる』ってどんどん整形を繰り返しちゃう」「依存するくらいならやらないで欲しい」(山田麗さん)ということ。
美容整形のカジュアル化が進んでいるが、人それぞれの前向きに生きる手段が本当に整形なのか、しっかり考えるべきだと語っている。
2020-05-25 23:40:00Z
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