ある結婚披露宴で配られた席次表のデザインが、ツイッターで注目を集めている。
それがこちらだ。

岩浪文庫風の席次表(やまおかさんのツイートより)
見覚えがある人も多いだろう。岩波文庫の表紙に似せた冊子型の席次表だ。
書籍のタイトル部分には「結婚披露宴」、著者と訳者のかわりに新郎と新婦の名前、内容を説明する部分にはゲスト宛てのメッセージ、通し番号の代わりに結婚式の日時と会場が書かれるなど、岩波文庫の表紙のデザインに合わせて作られている。
そしてこだわりは、表紙だけではない。この席次表の、最終ページもご覧いただこう。

著者近影風のプロフィール(やまおかさんのツイートより)
右のページには、新郎と新婦のプロフィールが書かれているのだが、これも「著者近影」のような形になっている。左のページは奥付の形で披露宴や席次表の情報が記載され、結婚する2人は本がとても好きなのだろうな、と容易に想像できる。
また、奥付部分の一番下には
「造本には万全を期しておりますが、万が一、落丁・乱調などがございましたら新郎新婦より誠意を込めてお取替えいたします。お手数ですが、高砂までお声がけくださいませ」
と、ユーモアが感じられる注意書きが。
ツイッターでは席次表の写真を見たユーザーから
「これセンスあるなあ、憧れる」
「もはや勝手に参加したい」
「最高。こういうユーモアを共有できる人がパートナーだったらいいな」
など、感嘆の声が相次いでいる。
共通の趣味はやっぱり「読書」
写真を投稿したのは、ツイッターユーザーのやまおか(@taro0604)さん。やまおかさんによると、席次表をデザインしたのは新婦の渡辺ちひろさんで、披露宴に出席したやまおかさんの妻の友人だそう。
Jタウンネット編集部は2020年2月19日、やまおかさんを通して渡辺さんに話を聞いた。
今日うちの嫁さんが出席した結婚式の席次表、センスありすぎでは?
— やまおか (@taro0604) February 16, 2020
岩波文庫風席次表。新郎新婦のプロフィールが著者近影なのも最高 pic.twitter.com/bh2KHUNqCt
渡辺さんによると、新郎との出会いは大学のゼミ。2人とも文学部出身で、今でも読書が共通の趣味だという。そんな2人の結婚披露宴は16日に執り行われた。
「今回結婚式を挙げるにあたって、本や古書をテーマに会場も作っていただきました。せっかくなら手にとってもらう席次表もユーモアをと思い、馴染みのある岩波文庫の表紙をパロディしました。正直はじめは没案でスケッチしていたらしっくりきて...という感じですが。
メニューは目次、プロフィールは著者近影にしたら面白く楽しんでいただけるかな、と思いました」(渡辺さん)

目次風のメニュー(やまおかさんのツイートより)
こだわりのデザインのおかげか、当日は内容にしっかり目を通したり、写真に残したりしているゲストも多かったそう。もし自分が参列した結婚式でこんな席次表が配られたら、2人のことをもっと知りたくなってしまうだろう。それこそ小説を読むように、席次表を熟読してしまうに違いない。
また、ツイッターで話題になったことについては、「かなり驚きました。(笑)同時にとてもうれしかったです!」と渡辺さん。
「結婚前までは営業職だったのでほんの趣味で作ったものなんですが...実は紙ものデザインをする仕事に就きたくて、これから学校でスキルアップしようと思っていた矢先でして。こんな形で色んな方のいいね!をもらう機会が得られて本当に嬉しいです」
と教えてくれた。
結婚し、仕事でも新たな道を歩み始める渡辺さん。彼女のこれからの人生も、幸多からんことを願う。
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February 19, 2020 at 05:00PM
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