
招待状と共に届いたのは、「BALENCIAGA COUTURE」と金の文字で記された黒いボックス入りの“指抜き”モチーフのペンダント。クリストバルが実際に使用していた指抜きを、24Kゴールドメッキが施されたシルバーで忠実に再現したものだという。そこには、クチュリエの仕事とメゾンのヘリテージへの敬意が込められている。
初のクチュールを手掛けるにあたり、デムナがフォーカスしたのは、クリストバルが生み出したシルエットとクラフツマンシップだ。「『バレンシアガ』は建築。シルエット以外に選択肢はない。そして、装飾よりもプロポーションやアティチュードで体を取り巻くものを作り上げるというのが私の服への取り組み方。今回はもちろん、現代的かつクチュール的な方法でね」と話す。就任当初から日常やストリートに美を見出す彼ならではの解釈で、そんなメゾンの遺産をプレタポルテに落とし込んできたが、今回のクチュール・コレクションではよりエレガントかつ洗練された形で表現した。服そのものを際立たせるため、派手な演出は一切なし。音楽も使わず、無表情でゆっくりと歩くモデルの足音と、生地の揺れたり擦れたりする音だけが響く空間には、緊張感が漂う。
からの記事と詳細 ( 「バレンシアガ」のクチュールがついに復活 デムナ・ヴァザリアが考える現代のエレガンス(WWDJAPAN.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3xvJUmb
0 Comments:
Post a Comment