2020年12月8日 4:00 2129
「キャラクター」はマンガ家の浦沢直樹作品を多数手がけたストーリー共同制作者の長崎尚志、「告白」「君の名は。」などで知られる映画プロデューサーの川村元気、「信長協奏曲」「約束のネバーランド」ほかを制作したフジテレビプロデューサーの村瀬健が10年をかけて企画した完全オリジナル作品。監督は「世界から猫が消えたなら」「帝一の國」「恋は雨上がりのように」等を手がけた永井聡が務める。
菅田が演じる主人公は画力に優れているもののお人好しすぎて悪役キャラクターが描けないマンガ家アシスタント・山城圭吾。山城はスケッチに出かけた先で殺人事件の現場に遭遇し、犯人の顔を目撃する。警察の取り調べに「犯人の顔は見ていない」と嘘をついた山城は、犯人をキャラクターにしたサスペンスマンガで大ヒットをつかむが、作品内のストーリーを模した事件が次々と発生。そんな山城の前に、かつて彼が目撃したFukase演じる天才殺人鬼・両角が姿を現す。
本作が俳優デビューとなるFukaseはオファーを受けた当時を「正直とても悩みました」と振り返る。1年以上の準備をかけて撮影に挑んだFukaseとの共演について、主演の菅田は「現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました」「物作りと向き合うFukase さんはとてもかっこよく、少し儚げで美しかったです」とコメントしている。
菅田将暉 コメント
映画「キャラクター」。久々の永井組に心躍りました。
が、前回よりも悩みながらの現場でした。
オリジナル脚本で「キャラクター」という題材。
キャラクターとは「個性」でありその人の「生き様」。
今とても重要なテーマだと思い向き合っていきました。
そんな中、
現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。
初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした。
そしてやっぱり物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、
少し儚げで美しかったです。きっとびっくりすると思います。僕自身完成が楽しみです。
Fukase(SEKAI NO OWARI)コメント
オファーを頂いた時は正直とても悩みました。果たして自分に務まるのか、ご迷惑をかけてしまうのではないかと。しかし、1年間以上の長い時間をかけて準備することができたので、撮影が始まると程よい緊張感の中非常に楽しく過ごさせて頂いてクランクアップを迎えた時には涙が溢れそうになりました。
原案・脚本 長崎尚志 コメント
この映画の実現には、実に十年を費やした。設定はあまり変わっていないが、最初の原案の主人公は女刑事だった。手直しを加え続けたが、プロジェクト自体がなかなか進まない。そろそろ小説にでも切り替えようと考えていた矢先、本気で映画化を考えるとの連絡。半信半疑だった。本当なんだと思ったのは、撮影が始まってからだった。
両角役がFukaseさんと告げられた時は、正直理解不能だった。彼のイメージは、天使のような声を持つ少年。え、その人が殺人鬼?
だが映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている。
「キャラクター」は、創作者の心の闇を描いた作品だ。だがそれ以上に、展開の読めないドキドキ感――観る人の想像を超えるエンターテインメントであることを約束しよう!
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(c)2021 映画「キャラクター」製作委員会
2020-12-07 19:00:00Z
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