Tuesday, December 15, 2020

ひと人:「現代の名工」に選定 伝統の技、海外へ発信 鍛冶屋「佐助」5代目・平川康弘さん /大阪 - 毎日新聞

平川康弘さん(70)=堺市堺区

 熱せられた鉄が金づちで打ち付けられた瞬間、「カツーン」という大きな音とともに火花が飛び散る。2020年11月、厚生労働省が卓越した技能を持つ人を選定する「現代の名工」に選ばれた。江戸末期の1867年から植木や生け花用のはさみを作り続ける鍛冶屋「佐助」の5代目として、貴重な技術を守り続けている。

 幼少期から、3代目の父や4代目の兄の作業を近くで見てきた。火で赤く輝く鉄を真剣な表情で打ち付ける父、兄の姿を見て「単純にかっこよく、面白そうだと思った」。5代目を継ぐことに迷いはなかった。

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