Monday, June 22, 2020

結婚について、考えてみる。(フィガロジャポン) - Yahoo!ニュース

アメリカの映画界で、その才能が注目されている映画監督夫婦が、結婚についてのメッセージ性の高い作品をふたり揃って撮りました。 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグと、『マリッジ・ストーリー』のノア・バームバックです。ちなみにフィガロジャポン7月号(5月20日発売)でも、ふたりの動向をずっと眺めてきたコラムニスト・山崎まどかさんが原稿を執筆してくださっています。 インタビュー|グレタ・ガーウィグが描いた、現代の『若草物語』。

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は、日本では先週の6月12日劇場公開で大ヒット中! 新型コロナ禍の影響を受けて公開が延びてしまいましたが、良いスタートが切れて本当によかった。 もちろん原作はあの名作『若草物語』。南北戦争の時代に、貧しくても楽しく日々を生きる四人姉妹とその母親の日々が描かれています。子どもの頃に女の子なら一度は読んだことがある“推薦図書”としても名高い作品。 グレタ・ガーウィグ監督は『ストーリー・オブ・マイライフ~』を、極めて原作のメッセージをきちんと伝える方法論で撮った、と感じました。

ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』(2006年)に登場するブルボン王朝の王妃マリー・アントワネットは、仕草もありようも現代の女の子の佇まいでした(衣装は違うけれど)。ソフィア・コッポラもグレタ・ガーウィグもガールズムービーの騎手としてファンが多いですが、アプローチ方法がまったく違っていたので、それがとっても興味深かった。グレタの若草物語は奇を衒わず、とってもストレート!に感じました。 こんな名作を現代に映画化する意義とは‥‥‥そしてプレッシャーも強かったんじゃないかしら、と思います。登場人物たちを、特に原作者のオルコット自身の映し鏡である次女のジョー役を「現代女性として見事に表現」、という解釈が多いようですが、個人的にはむしろ過去の時代を生きた原作者ルイザ・メイ・オルコット本人が現代女性たちに通じる考えの持ち主だったんだ、と感じました。  仕事をしたい。女性だからという理由で妨げられたくない。困っている人を助けたい(普遍的なようでいて、実はとても現代的なテーマですよね)。結婚が本当に人間の(女性の)幸せの最終形態なのか疑問を持ちたい。 過去の人物を現代的に発展させてこのような問題意識を描いたのではありません。原作に「すでに書かれていた」ことなのです。 女性っていつの時代も変わらないなぁと痛感する場面は、女の子たちが集まると、とにかくお喋りに興じるということ。それを男性は眺めるしかない。女優たちはこれだけのセリフをスピーディに自然に喋りまくるのは困難を極めたのではないかしら。ガールズトークという言葉どおりの、溌剌とした可愛らしさが家族の間にあります。

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