結婚が決まったふたりに、ひとつずつ心得やマナーをレクチャー! 今回は、いよいよ結婚の意思を固めたふたりが、最初にしていくことをチェックしていきましょう。
Step1 まずは両家へのごあいさつを
ふたりの間で結婚する意志が固まったら、まずそれぞれの親へ報告しましょう。なるべく日を置かず、早めにごあいさつに行く方がベター。おつき合いの長いカップルなら、すでにそれぞれの親と会ったことがある人もいるでしょうが、これは結婚、けじめです。きちんと改めてごあいさつに行くことが何より大切です。最初は、花嫁側に花婿が出向くのが一般的ですが、実家が遠いなど、順番通りにいかない場合でも大丈夫。肝心なのはそれぞれの親にきちんと未来の伴侶を紹介し結婚の了承を得ることです。真摯な態度で、お互いの思いをきちんと伝えられるふたりでいてください。ただ、今のコロナ禍では、遠方の実家まで伺うのは難しいかもしれません。そんなときは、リモートでのごあいさつを提案してみてください。ごあいさつができないままでいるよりずっといいと思います。
Step2 お互いの親への心づかいも忘れないで
両家の親から結婚の承諾を得て、ふたりは婚約者どうしになりました。夢見ていた結婚式に向けての準備も、忙しくも楽しい幸福な時間であるはず。とはいえ、結婚はふたりだけの問題ではありません。たとえご両親が「ふたりで好きなように決めなさい」と言ってくれても、本当は何かお手伝いしたいと思っているもの。今まで親に頼ることが苦手だった人も、親孝行と思って上手に甘えてみてください。また彼の親は「結婚式の主役は花嫁さん」という思いから、とかく遠慮しがちです。そんなときにもちょっとした相談や報告をすることできっと喜ばれるでしょう。両家の意見も生かしつつ、これから家族になるみんなでつくり上げる結婚式は、素敵な思い出になるとともに親子の絆も深めてくれるはずです。
Step3 婚約中はお互いを思いやることが大切
恋人以上、夫婦未満である婚約期間は次第に夢の部分が現実になってきます。例えばお金のことも、「財布はひとつ」と考えて相手のお金の使い方が気になったり、恋人と夫婦の違いを実感してくるかもしれません。でもこの時期にいちばん大切なのは、恋人時代のいたわりを忘れないことです。本来楽しいはずの準備期間にけんかをするのはとても損なこと。あなたが思い描いているように彼にも結婚式への思いや理想があるはずです。そこをまずふたりで話し合って、相手を尊重し思いやる姿勢を忘れずに結婚準備をスタートしてください。
Text:Emi Aiso
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