
小川淳也と出会ったきっかけ
中原 大島監督にぜひお聞きしたかったんですけど、誰も当時名前を知らない小川さんを取材をしようと思ったとき、どこかに出す「当て」はあったんですか? 大島 最初の2003年の選挙に関して言うと、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」の枠に企画を持っていったんです。そうしたらプロデューサーは「面白そうじゃないか」って言ってくれたんですが、「たとえ選挙が終わった後の放送だったとしても、やっぱり政治家をテーマにする場合には1人だけっていうわけにはいかない」と。 そこで、小川さん以外に、旭川の無所属の男性と、横浜の社民党の女性を追加で取材して、それで「地盤・看板・カバンなし」の3人の若者のオムニバス・ドキュメンタリーとして、実は放送したんです。 私の中ではそこで一旦区切りがついて。だからそこから先は、取材者としてというより、小川さんとは、なんとなく友人づきあいが続いている感じでした。 中原 僕はある方から、「小川さんを取材したら面白いよ」っていう話で彼の取材を始めたんです。僕自身はこれまでいろんな媒体で、それこそ自民党から共産党まで、いろんな政治家や関係者を取材してきたので、だいたい「政治家ってのはこんなもんだ」みたいなイメージがあるわけです。取材にあたっては下調べをするんですけど、僕は週刊誌屋ですから、真っ先に「カネとオンナ」について調べるんですね。「身体検査」という言い方もしますけど。政治資金収支報告書を取り寄せて、じっくりと見てみるんです。政治資金収支報告書って、そこに何が書かれているっていうことは別にして、「こんなことにお金を使ってんのか」とか、「これくらい寄付が集まってんのか」とか、その政治家の人間像を知るにはすごくいい手掛かりになって。 大島 それも本に書いてあったけど、面白いなと思いました。雑誌の記者はこうやって調べていくんだなって。
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