神戸市北区の福祉施設で、知的障害のある女子中学生の顔をたたいたなどとして、暴行の罪に問われている元施設長の初公判が神戸地方裁判所で行われ、元施設長は起訴された内容を認めました。
神戸市北区の放課後等デイサービスの事業所、「ホアロハ」の元施設長、戸嶋清被告（４５）は、ことし６月と８月、施設に通っていた知的障害のある中学３年生の女子生徒の顔を手でたたくなどしたとして暴行の罪に問われています。
１９日、神戸地方裁判所で行われた初公判で、戸嶋元施設長は「間違いありません」と起訴された内容を認めました。
検察は冒頭陳述で、「自分の意に沿わない児童に対して暴力を振るうなど以前から不適切な対応が続いていた。発言ができないなど重度の障害がある被害者に対しても同じように対応していた」と指摘しました。
被告人質問で戸嶋元施設長は、「被害者が寝ている子に向かって水筒を投げ、それが自分にあたったので、怒りすぎてしまった。被害者に会うことができる状況になれば謝罪したい」と話しました。
この施設では、元職員の長谷川聡被告（５１）も同じ女子生徒の足を蹴ったとして暴行の罪に問われ、無罪を主張しています。
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November 19, 2020 at 10:11AM
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