(セ・リーグ、ヤクルト2-1阪神、17回戦、ヤクルト9勝8敗、26日、神宮)ヤクルトは26日、阪神17回戦(神宮)に2-1で勝ち、2連勝。1-1の六回に、4番・村上宗隆内野手(20)が決勝の18号ソロを放った。阪神・藤浪晋太郎投手(26)の152キロの直球を、バックスクリーンの上まで飛ばす推定飛距離130メートルの特大弾。一回には右前適時打も放ち、チームの勝利に貢献した。
白球は、あっという間にバックスクリーンの奥へ消えていった。1-1の六回。村上が、藤浪が内角高めに投じてきた152キロの速球を完璧に捉え、推定130メートルの決勝弾。珍しく満足そうな表情を見せ、拳を握った。
「打席に入る前から(藤浪は)直球が一番いいボールだと思っていた。その一番いいボールを打てたらな、という思いでした」
今季全83試合で4番に座る20歳は、状態をさらに上げてきた。一回は無死満塁で右前へ先制打。その後試合は膠着(こうちゃく)したが、目の覚めるような当たりで、今季最多の観衆1万4471人の度肝を抜いた。
最近10試合で6発とアーチを量産。ただ、頼っているのは188センチ、97キロと恵まれた「体」だけではない。結果の出た打席でも、試合後には映像で振り返り、感覚と感触を一致させる。
「自分の感覚と(映像を)見たときのズレとか、いろんな確認するところがある。この打席はこうだったなとか、本塁打を打てた打席はここがよかったから打てたんだな、とか、そういうところを見ます」
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