Tuesday, March 2, 2021

コロナ禍で断念、念願の結婚式 住民も協力、プレゼント|社会|地域のニュース|京都新聞 - 京都新聞

念願の結婚式を挙げ、親族らの祝福を受ける野田さん夫妻(滋賀県近江八幡市池田町・ウォーターハウス記念館)

念願の結婚式を挙げ、親族らの祝福を受ける野田さん夫妻(滋賀県近江八幡市池田町・ウォーターハウス記念館)

 新型コロナウイルス禍で結婚式を挙げられなかった新郎新婦に2月28日、国登録有形文化財のヴォーリズ建築「ウォーターハウス記念館」(滋賀県近江八幡市池田町)での披露宴を、県内の事業者がプレゼントした。地域住民も協力し、ヘアメークをしたりケーキを振る舞ったりと2人の門出を祝った。

 コロナ禍で挙式が難しい人の力になりたいと、結婚式のプロデュース業を担う同市の料亭「京料理宮前」が企画。同館を管理する近江兄弟社と県内3事業者が協力した。ウォーターハウス記念館は1913年築で、米国の伝統的建築様式であるコロニアル・スタイルの洋館。観光文化資源としてのPRを兼ね、開催場所に選んだ。


 昨年9月に県内のカップルを募集し、12組の応募があった。この日、式を挙げたのは同市の野田鴻輝さん(30)、藍さん(30)夫妻。おととしの5月1日に「令和婚」したが、コロナ禍で挙式ができなかったという。

 式には親族10人が参加。鴻輝さんは1歳の長女陽菜乃ちゃんと一緒に作ったブーケを藍さんに贈り、指輪を交換して将来を誓った。県内の音楽家が賛美歌をハープで演奏するなど、地域住民の協力もあった。

 鴻輝さんは「友人を呼べず寂しさはあるけれど、諦めていた式を挙げられてうれしい」、藍さんは「地元のいろんな人の協力ですてきな式になり、感無量です」と喜びを語った。

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