大相撲11月場所4日目(11日、両国国技館)新大関正代(29)が平幕大栄翔(27)に突き出され、初黒星を喫した。NHKでラジオ解説を務めた舞の海秀平氏(52)=元小結=は、「踏み込んでいるように見えるが、左足に力が出ないから押し込まれる。土俵下に着地するときに左足をかなりかばっている。痛みがひどいと相撲に集中できない」と指摘した。
正代は3日目の小結高安(30)を突き落とした際、左足首を痛めた。舞の海氏は「不思議で残念なのは(休場した)朝乃山のけがも正代のけがも、この動きは仕方がないなというような動きではない」と嘆き節。「(正代は)土俵下に落ちたけど(左足首を)ひねっているわけでもない。土俵下に落ちていくときに、力士は本能的にどうすればけがを回避できるか考えながら落ちていく。勢いよく土俵下に足をついてしまったのか」と頭を抱えていた。
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