Tuesday, October 27, 2020

宝石サンゴでアマビエ 現代の名工・前川さんコロナ終息願い制作 - 高知新聞

アマビエのサンゴ工芸作品「疫病退散」と前川泰山さん(高知市東石立町)

アマビエのサンゴ工芸作品「疫病退散」と前川泰山さん(高知市東石立町)

 サンゴ工芸の「現代の名工」、前川泰山さん(82)=高知市東石立町=が新型コロナウイルス禍の終息を願って、妖怪アマビエが疫病と人々の不安を払う姿を表現した作品を完成させた。11月1日から高知市浦戸の県立坂本龍馬記念館で展示される。前川さんは「見た人の慰めになれば」と話す。
 
おどろおどろしい新型コロナウイルスもサンゴで表現した

おどろおどろしい新型コロナウイルスもサンゴで表現した

 アマビエはコロナ下で注目されるように。一方、宝石サンゴも古くから魔よけのお守りに使われていることから、前川さんはサンゴで作れば「こじゃんと御利益があるのでは」と思いつき、今春制作を始めた。
 
 半年を費やして完成した作品(縦横各約80センチ、奥行き約40センチ)は「疫病退散(アマビエ)」と名付けた。荒れる海の波間から愛らしいアマビエが御幣(サンゴ)を手に現れ、おどろおどろしいウイルスに立ち向かう姿を表現した。
 
 アマビエは樹脂で造形し、細かく砕いたサンゴを貼って制作。手や耳は手彫りして取り付けた。波しぶきの上がる海は、白や桃色サンゴを寄せ木のように組み合わせた。人々の不安を映す黒い雲の隙間から、希望の太陽がのぞく背景は彩色したサンゴの粉で描写。完成後、高知市神田の和霊神社に疫病退散の祈とうを受けた。
 
 前川さんは「できる限り自然の形を生かしたので、完成まで時間がかかった。今は地球規模でかつてない不安が広がっている。そんな時代に自分が生きた証しになる」と話している。龍馬記念館での展示は11月1~30日(入館料が必要)。ほかの場所での展示も計画している。(井上智仁)

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