STVニュース北海道
新型コロナで一時激減した結婚式が、大きく回復しています。 披露宴などを行う式場は一歩進んだ様々な感染対策を新たに取り入れ、結婚式実施の回復に力を入れています。 色とりどりの花で彩られたテーブル。札幌市内にある結婚式の披露宴会場です。 (生野記者)「すべての席にアクリルパネルが設置されていて、飛沫感染防止策がとられています」 札幌市中央区にあるホテルです。 入り口での検温・消毒はもちろん、ホテル内のすべてに抗菌・抗ウイルス加工が施されています。 会場では出席者が座るテーブルがアクリルパネルで仕切られ、マスクケースと除菌シートが置かれています。 さらに、こんな工夫も。 「こちらのらせん階段は、ゲストの皆様も花嫁さまも、素敵なお写真を残すことができるのでとても人気です」 式場の下見は360度カメラを使い、スタッフが説明しながら中を見せるオンラインで実施していて、足を運ばなくても当日の流れを確認することができます。 (ホテルモントレエーデルホフ札幌 鈴木真奈マネージャー)「打ち合わせなど結婚式当日まで不安を抱えているカップルが多いと思う。プランナーやホテルのスタッフすべてで、しっかりと寄り沿って対応させていただくので、安心して結婚式をぜひ迎えてほしい」 コロナ禍で、昨年実施率が予定数の1割まで落ち込んだ結婚式。 現在、実施率は回復傾向にあると言います。 (リクルートゼクシィ北海道版編集部 岡田麻祐子編集長)「(1度目の)緊急事態宣言が解除されたことに伴って、だんだん実施率は回復傾向になっていて、(去年の)7月ごろから回復していて、最新の去年12月だと、(予定数の)8割くらいになっている」 こちらの式場では食事をする際はマスクを外し、会話をするときはマスクをする「マスク会食」を推奨。 出席した人たちに楽しく感染対策に協力してもらいたいと、こんなユニークな取り組みを始めました。 白衣を着た、その名も「ウェディング・ハッピー・オーガナイザー」。 略してWHOが会場内を見て回り、ユーモアたっぷりにマスクを外した客に注意を促します。 そして…。 (生野記者)「上手に「マスク会食」をした人には、マスクと賞状が贈られます」 (創和ウェディング 堀哲也マネージャー)「私たちも最善を尽くしますので、ぜひ安心して(式を)やってほしい。(ゲストも)安心して来席してほしい」 一生の思い出となる幸せな結婚式のために。 コロナ禍で、新しい形の結婚式が生まれています。
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